2010年03月05日

チャレンジウォーク2010 隊長の言葉

チャレンジウォークには、歩いた者やその家族にしか分からない感覚があります。チャレンジャーと指導者の間の、裂くことのできない強い仲間意識。また、指導者と保護者の間にも、なんとも言えない仲間意識ができていることを実感します。『子どもたちのために…』ということだけで、たくさんの方と今でも電話やメールのやりとりが続いています。
昨年チャレンジウォークに参加した女の子のお母さんと、電話をしていたとき、こんなことを話してくれました。

「うちの子に「今度のウォークどうするの?」って聞いたら、「今年は行かない」って言うんです。「なんで?」って聞いたら、こんなことを言ってました。「去年は、私みんなについていくだけだったの。今年行っても、まだそんなに成長してないと思う。2年後ぐらいに行って、今度はみんなを引っ張るほうとして参加しようと思って」私あの子が、そこまで考えていたなんて、びっくりしちゃって!なんだか嬉しかったです。」

彼女はその時、新4年生での参加でした。彼女の中で、自分がどんな状態で参加すればいいのかを、自分で考えた1回目のチャレンジだったのかもしれません。チャレンジウォークというものを通して、自分がどうあるべきか、どんな成長をすべきか、必要なことは何なのかを、一生懸命考えた結果なのだと思います。彼女は昨年のチャレンジウォークが終わった瞬間から、既に次のチャレンジを始めているのではないでしょうか?それはチャレンジウォークのためと言うより、自分のためにするべきことを探しているのだと思います。
チャレンジウォークとは、参加者にとってそのような存在です。兵庫徒歩縦断はあくまで手段。歩いている中や、仲間と関わる中で感じたことを、普段の生活、さらに言えば人生の歩き方に生かしていくことができるのです。
今回はウォーク史上、最長のコースにチャレンジ!過去に例を見ない過酷な道のりの中で、『子どもたちの人生の歩き方探し』を見守りに行ってきます!
チャレンジウォーク2010 隊長の言葉
隊長 榎本英樹クローバー


Posted by NPO法人 生涯学習サポート兵庫 at 09:00│Comments(1)
この記事へのコメント
そうなんですよね…ウォークって。自分がどういう状態で、どんな気持ちで参加しようかって思うことだと…様々な出来事にチャレンジしながら一歩一歩、歩いていく
ユウヤは今年は5年生、去年は初めてアイランドに参加して、親バカながらいろいろ成長したなぁと感じて、『今回ウォーク行かない』って聞くと『歩かへん』との返事。身近な沢山の方のいろんなチャレンジを目の当たりにしている彼はきっと彼なりに、自分はいつから歩いたらいいか…今は何をするべきなのか…今、置かれている状態を考えながら模索しているのかなと思ったりもします…
自分から『歩いてみよ』と言い出すかどうなるか分かりませんが言い出す日が来ると思っています今はそっと見守ることにします…
Posted by やぁやママ at 2010年03月06日 15:31
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